タージ・マハル 概要
名称 | タージ・マハル Taj Mahal |
種別 | 文化遺産 / (i) (i)人類の創造的才能を表す傑作である。 |
年 | 1983年 |
国 | インド (首都:デリー 言語:ヒンディー語、英語、ほか憲法公認語17 通貨:ルピー 独立年月日:1947/08/01) |
場所 (地図) | 緯度:27.17 経度:78.04 |
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サイト | UNESCOの公式サイト |
概要 | 概要タージマハル(英語:Taj Mahal)は、ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した王妃ムムターズ・マハルのために建立した白大理石造りの巨大な墓廟です。 この建築物は、アーグラで1631~1648年に建築されました。 その後、1653年に、モスクと集会場、そして、中庭、回廊などが追加され、これらの追加工事は、1653年に完成しました。 その建設にあたっては、石工、石切り、象眼細工、彫刻家、画家、建築家、その他の職人がムガル帝国全体から、また中央アジアとイランからも徴用され、常に2万人もの人が建設に携わっていたとされています。 そして、今では、タージマハルは、その左右対称性や、大理石の建物に施された彫刻、象嵌細工の美しさから、「インドのイスラム教の芸術の宝石」と賞賛される傑作とされています。 タージマハルの立地タージマハルは、インドのウッタル・プラデーシュ州のアグラ地区のヤムナ川の川沿いに位置します。 タージマハルの構成・手前の庭園中央に小川が流れる庭園です。この庭園の小川に光の反射でタージマハルが映り込み、「実際のタージマハル」と「小川に映り込んだタージマハル」を同時に見れます。 この庭園は4区画に分かれています。 ・白亜の大理石の墓廟(高さ58m)王妃ムムターズ・マハルが眠る墓廟で、庭園の一番奥に位置し、タージマハルの主要建物です。 平面図でみると八角形をしています。 左右に4本のミナレット(高さ42m)があります。 墓廟に入ると、慰霊碑があることがわかります。ただし、これは実際のお墓ではありません。 実際の墓は下部の墓室(地下室)にあります。これは、帝国のムガール墓で採用されている慣習です。 なお、皇帝シャー・ジャハーンも、この墓廟に眠っています。 本来は、皇帝シャー・ジャハーンは、タージマハルからみてヤムナ川の対岸に、自分の墓を黒い大理石で作ろうと計画していましたが、この計画は資金不足で頓挫したとされています。 ・モスクと集会場「白亜の大理石の墓廟」の左右には、赤茶色のモスクと集会場があります。 タージマハルの建物の状態・維持管理墓廟、モスク、集会所、正門、そしてタージマハルの施設全体は、建築当時の状態を維持しています。 英国時代からインドで、修理と保存作業が行われてきましたが、これらは建物の本来の品質を損なうことはありませんでした。 また、大気汚染物質による劣化を防ぐために、大気を常に監視する空気制御監視ステーションが設置されています。 タージマハルの世界遺産登録タージマハルは以下の点を評価されて、1983年に世界遺産に登録されました。 ・インド・イスラーム建築において、優れた職人技を通じて、調和のとれた最高の建築と芸術の成果を表しています。 それは、インド・イスラーム建築における傑作であり、さまざまな要素のバランス、対称性、調和性により、独特の美的品質を備えています。 これは、世界遺産の基準「(i)人類の創造的才能を表す傑作である。」を満たしています。 |
近郊 情報 | 近くの世界遺産 近くの観光地 タージ・マハール(2.7km), アグラ城(4.3km), ファテプール・シクリ(46.2km), マトゥラー博物館(51.8km), 聖なる都、カジュラホ(93.5km) |